更新されましたSeptember 25, 2018 at 10:48AM
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JBBAが担い手飼養管理研修
9月20日、公益社団法人日本軽種馬協会は、浦河町西舎にあるJRA日高育成牧場において、担い手飼養管理研修の第1回研修会を開催した。 この研修は平成30年度軽種馬経営高度化指導研修事業の一環。軽種馬生産育成牧場の円滑な経営に必要な知識の習得と地域での支援体制の強化を目指し、経営継承者や後継者といった軽種馬生産の担い手を対象とした経営支援に係る飼養管理研修となる。 研修期間は2018年9月から2020年9月までで、月1回の半日研修を2年間継続して実施。前半は基礎的な研修を行い、後半はより実践的な研修を行い、飼養管理技術の習得を目指す。参加者は原則として2年間継続して研修に参加しなければならない。 第1回研修会には、日高全域から集まった経営継承者や後継者のほか、第2期栄養管理技術指導者養成研修(ファームコンサルタント養成研修)の受講者や、アドバイザーとしてファームコンサルタントの三浦久延獣医師、事務局として日本軽種馬協会の渡邉孝徳生産対策部部長、小林孝平静内種馬場庶務課長、JRA日高育成牧場の蘆原永敏副場長、業務課の冨成雅尚課長、遠藤祥郎診療防疫係長らが出席した。 渡邉部長は「この研修は飼養管理についての研修で、とても内容が濃いものとなっています。ファームコンサルタント研修の方は、自分の仕事を通して地域の牧場に、また、担い手飼養管理研修の方は、自分の牧場だけでなく地域の牧場の担い手の中心になっていくことを望んでいます。2年間、月1回、皆様にとっては大変負担になることとは思いますが、専門的な研修ですので、必ずや役に立つと思います」とあいさつ。蘆原副場長は「皆様には、この研修の機会を使って基本を見直すことをしてほしい。皆様はいろいろ立場で参加され、それぞれの視点をお持ちです。その視点を自分のものだけにしないでディスカッションして、ほかの人の知識を引き出してほしいと思います。この研修が皆様にとって良いものになり、自分のところに持ち帰って役に立ち、いろいろなことに広げてもらうことができればと思います」と激励した。 この日は最初に遠藤診療防疫係長が「ボディコンディションスコア(BCS)について」をテーマに、BCS全般、BCSの見方、BCSに関する調査研究などを、スライドを使って講義。その後、繁殖厩舎へ移動して「繁殖牝馬のボディコンディション・コンフォメーション」について実技を行った。実技後はこの日の研修についてのレポートを作成し、質疑応答とディスカッションに移った。 次回の研修は10月18日に開催予定。今後は栄養学、飼料学、草地学、飼養管理、ファームコンサルタント業務、蹄の管理、レポジトリー、防疫などの講義、BCSチェック、馬体検査・歩様検査、民間牧場での実習、レポート作成といった実技、海外文献の要約、ファームコンサルタントレポート作成といった課題があり、最終的には飼養管理に関する基礎知識を習熟し、個々の牧場の飼養管理状況を的確に把握し、課題や適切なアドバイスができるようになることを目標としている。https://ift.tt/2xOp8AO