更新されましたAugust 30, 2019 at 02:22PM
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ロジャーバローズがアロースタッドにスタッドイン
8月22日午前9時30分頃、新ひだか町静内田原にある大型種牡馬施設アロースタッドに、来年から種牡馬として繋養されるロジャーバローズがスタッドインした。 ロジャーバローズは今年の日本ダービー(G1)を2分22秒6のレースレコードで制覇した第86代日本ダービー馬。父はディープインパクト、母はリトルブック、母の父リブレティストという牡3歳の鹿毛で、2016年に新ひだか町静内真歌の飛野牧場から日本競走馬協会主催のセレクトセール当歳セッションに上場されると、"バローズ"の冠名で知られる猪熊広次氏に84,240,000円(税込)で落札された市場取引馬となる。 現役時代は猪熊広次氏の所有馬、栗東の中竹和也厩舎の管理馬として2018年8月のメイクデビュー新潟で新馬勝ち。今年1月に福寿草特別で2勝目をあげたあとに角居勝彦厩舎の管理馬となった。 日本ダービー馬になってからは同厩舎のキセキと一緒にフランスの凱旋門賞(G1)を目指して調整が進められていたが、8月6日に右前浅屈腱炎が判明。全治には9か月以上の休養を要する見込みであることが発表され現役続行を断念。6戦3勝の成績を残し、8月8日付で競走馬登録が抹消された。 滋賀県から福島県の牧場を経由してスタッドインしたロジャーバローズは、出迎えた猪熊広次オーナー、生産者の飛野正昭社長、事務局(株)ジェイエスの服部健太郎代表取締役や報道陣の前で元気な姿を披露。来年から始まる新生活に目を輝かせた。 猪熊熊広次オーナーは「キセキと一緒に凱旋門賞(G1)に行きたかったんですけど…。元気で良い種牡馬になってほしい。ジェンティルドンナと同じファミリーですし、この馬の持ち味であるスピードの持続力が産駒に伝われば。自分が所有する繁殖はディープの肌馬が多いので、ロジャーバローズと交配するために海外で繁殖を買ってこようと思っています」と語った。 種付料は未定。2020年、2021年はアロースタッド、2022年、2023年は浦河町西幌別にあるイーストスタッドで繋養。以降も2年ごとに繋養地が変わる国内シャトル種牡馬になるという。 ロジャーバローズは22日から一般にも公開。見学できるのはアロースタッドの見学時間内(午後3時から午後4時まで)。詳細は最寄りのふるさと案内所(https://202.3.143.64/annai/network)まで。https://ift.tt/2MLG3xD